オリンピックを来年に控え、どの競技もあわただしくなってきましたね。
中でも水泳・競泳競技はオリンピック前年は様々な選手が存在感を出してきます。日本も負けていられませんね。
と言いたいところなのですが、今年は日本代表が少なくどこか重たい雰囲気があります。
そんな中、今月末に競泳ジャパンオープンが開催されます。この大会では世界水泳の追加選考会でもありますので、素晴らしい記録と勝負で重苦しい空気を吹き飛ばしてもらいたいです。
ということで今回は男子100mバタフライの注目選手を個人的に紹介していきます。
注目選手
派遣標準記録:51.47 残り1枠
川本武史
自己ベスト:51.34
特徴:前半型
ものすごい大きな体をしています。
非常に柔らかい泳ぎなのですが、水中ではグングン進んでいきます。
また、背泳ぎも得意なだけあって壁際(ターン及びドルフィンキック)が非常に速いです。
戦術
スタートが苦手なためにスタート時には、若干出遅れます。
しかし、水中に入るとあっという間にトップに躍り出ます。その後50mのターンまではトップを譲りません。後半粘れるかが派遣標準を切れるかがかかってきます。
安江貴哉
自己ベスト:51.84
特徴:前半型
安江選手は非常に筋骨隆々な体をしていて、これぞスプリンターという感じです。
スタートが非常に速く、先頭で引っ張っていきます。
また、泳ぎも非常に力強く、魅せてくれる泳ぎです。
戦術
スタートから積極的に飛び出していきます。そしてパワフルな泳ぎで周りを引っ張っていきます。50mのターン後もしっかりドルフィンキックを打ってトップスピードを保っていきます。後はその勢いをどこまで保てるかが勝負の鍵となります。
石川愼之助
自己ベスト:51.92
特徴:前半型
石川選手は体格は非常に小柄なのですが、その体を生かしてハイピッチな泳ぎをしてくれます。また、キックも非常に強く、キックを打つごとに体がどんどん前に行きます。
戦術
スタートは他の選手と変わりませんが、浮き上がってくるとハイピッチな泳ぎで周りについていきます。後半もそのガッツある泳ぎができるかどうか注目です。
小堀勇気
自己ベスト:51.69
特徴:前半型
非常にフラットな泳ぎが特徴です。体が硬いと本人は言うのですがそんなことを感じさせないスムーズな泳ぎをします。
戦術
非常に勝負強いです。
スタート時やターン時などはあまり目立たないのですが、ここぞというときに一気に加速していき勝利をつかんでいきます。
梅本雅之
自己ベスト:52.01
特徴:後半型
この選手もフラットな泳ぎをします。スタートやターン後などは出遅れるのですが、泳ぎでどんどん迫っていきます。
戦術
前半は周りの選手についていくことが予想されます。後半は如何にスピードを落とさずに追い越せるかどうかが勝利をつかむ鍵になっていきます