ギターを「ギュイーン!」と弾けるとかっこいいですよね。ただそのレベルまでいくのは結構時間がかかります。
ただそんなあなたでもゲームセンターでギタドラ(コナミ)をやれば、かっこよくギターを弾ているような感じを味わえます。
しかし、昔同じギターをテーマにした悲運のゲームがあったのをご存知でしょうか?
今回はそんな悲運のゲーム、『ギタージャム』を紹介します。
概要
ギタージャムは1999年にナムコ(現バンダイナムコ)によってリリースされた音楽ゲームです。
特徴としましては、実物大のギターを基にしたコントローラーです。
ゲームシステム
基本
このゲームはギタドラと同じく、画面に流れてくるコントローラーのスイッチを弾いていきます。
また、懐かしい60~70年代のアメリカンロックミュージック風の曲が揃えてあり、そのどれもがかっこいい曲です。
また、テイルスシリーズやタイムクライシスシリーズを手掛けた中村和宏氏が楽曲に関わっています。
非常に凝ったコントローラー
このゲームのコントローラーは実物のギターに近いつくりをしています。
このゲームではフレットという弦を押さえる場所があるのですが、それがしっかり再現されています。1~12フレットまでセンサーがあり、譜面に合わせて指を動かしていくのでなかなか忙しそうです。ギタドラでも大変苦戦する私の腕前では、クリアも至難の業になりそうです笑。
また、弦を押さえて太い音を出す"ミュート"を再現したミュートスイッチや、ビブラートをかけるトレモロアームなど、様々なサウンドを出すことができ、本物のギタリストも納得?の出来となっていました。
モード選択
3つの難易度が選択でき、譜面に合わせてスイッチを弾くビギナーモード、譜面が本格的になるがスイッチだけで操作できるノーマルモード、フレットを駆使する本物のギター演奏に近いエキスパートモードがあります。
訴訟、そして絶滅へ
これだけ本格的なゲームならさぞヒットするだろうと思われた矢先にとんでもないことが起こりました。
なんとナムコがコナミに訴訟を起こされたのです。詳しくはリンク先をご覧ください。
確かにギターフリークスとほぼ同時期に出たので、パクリといわれても仕方ないですね。
そして両者は和解後、このゲームはひっそりと姿を消していくのでした泣。
感想
筆者としては、このゲームは生き残ってほしかったですね。
これほど本格的なギター演奏を味わえるゲームは後にも先にも見たことがありません。
また曲も70年のロックシーンを思い起こさせるものばかりで是非プレイしてみたかったです。エキスパートモードをやって自分がさもギターを弾けるような錯覚に陥りたかったです笑。
移植
ないです泣!
参考サイト
PRESS ROOM/ナムコ、業務用ゲーム「ギタージャム」を発売
ゲーム音楽作曲家・中村和宏氏インタビュー。「タイムクライシス」「テイルズ オブ イノセンス」などを手がけてきたベテランが,初めてメディアで語る - 4Gamer.net