JO春2024・1日目ハイライト

女子100m自由形決勝(11,12歳区分)

先日長水路のこの種目で学童記録を更新した千葉美涼が55秒72の短水路学童新記録を樹立。2位の冨澤香珠も55秒92の好記録をマーク。最後はタッチの勝負だった。

浮き上がりからこの二人は他の選手に体半分ほどリードしていてレベルが違った。

これからに期待。

女子100mバタフライ決勝(11,12歳区分)

塩入澪が59秒44の学童新を樹立。

2位の山根とは75mまで並んでいたが、ターン後のドルフィンキックで突き放した。

女子4x50mフリーリレー決勝(11,12歳区分)

こちらは勝ったスウィン大宮西の第一泳者の冨澤香珠が学童新を樹立。

他の選手とは体の浮き具合が全然違っていた。

男子400m自由形決勝(15,16歳区分)

こちらは先日の選考会の1500m自由形で優勝した今福和志が3分44秒45の大会新で優勝。

同年代とはレベルの差を感じるレースだった。

スタートの浮き上がりやターン等まだまだ伸びしろがあるのも魅力。

後は手が本当に長い笑。

 

国際大会代表選考会6日目決勝回顧

女子200mバタフライ決勝

牧野、三井の一騎打ちになるかと思いきや、水口が100まで日本記録に近いペースでレースを引っ張る。

その後牧野、三井が並んできて150mのターンを折り返す。

ラスト50mに強さを持つ三井が突き放して2分6秒54の自己ベストで優勝。

前半速い展開だったが落ち着いて自分のレースをしていた。

牧野はラスト50mで泳ぎに勢いが無くなってきていたが意地で派遣標準を突破。

東京では惜しくも派遣突破できなかったので本当に良かった泣。

男子200m背泳ぎ決勝

こちらは世代交代の印象が強かったレース。

独特の上下動のある泳ぎをする竹原がレースを牽引し、一度も先頭を譲ることなく自己ベストを更に縮めて優勝。

2位の砂間はラスト50mにかけてきたが惜しくも届かず。150のターンから一気に上がってきたときは「いける!」と思ったがそう上手くはいかなかった泣。

そして3位は長らく背泳ぎの第一人者だった入江。150mまではいい感じだったがそこから失速。いつもならスパートをかけていたので、とうとう入江にも衰えが来たと感じて哀しくなった泣。今後どうするかはわからないが、意地を見せたレースだった。

女子200m平泳ぎ決勝

こちらは100で優勝した鈴木が逃げ切って優勝。

渡部、今井にはちょうどいいくらいのペースだと思ったがラスト上がらず。100~150でペースが落ち着いたのもあったかもしれない。

 

国際大会代表選考会5日目回顧

女子100m自由形決勝

レースを牽引すると思っていた池江が3番手で折り返して、後半にギアを上げて優勝。

最低でも53秒台が優勝タイムになると思っていたので少しガッカリ。

そんな中で前半日本記録ペースで折り返した神野を評価したい。この経験を次につなげてほしい。

男子200mバタフライ決勝

こちらは本多が150mまで自己ベストを上回る気迫のレースを見せてくれた。

その本多を最後に交わした寺門も本番に期待したい。

男子200m平泳ぎ決勝

2分弱のレースで見ているこちら側もいろんな感情があふれてきたレース。

スタートして最初の浮き上がりから渡辺一平がリードして、後半に上がってくる花車がそれについていくいつもと違った展開だった。

100mを過ぎてから花車が競りかけてきて150mをほぼ差がなく折り返す。

最後はどちらが勝ってもおかしくなく、また深沢も追い上げていたのでどの選手に目をやればいいかわからない状況。そんな中で2分6秒94で制した渡辺一平。

東京を逃した悔しさをパリでぶつけてほしい。

女子1500m自由形決勝

時間がなかったので後ほど追記したい。

男子100m自由形決勝

このレースは好調の坂田が日本記録と変わらないペースで牽引した。

その中で後半に強さを持つ松元が伸びてきて優勝。

個人的に坂田にリレーでもいいからオリンピックに行って欲しかった。10年前に好記録を連発して今後は彼が自由形を引っ張っていく選手になると思っていたが、オリンピック出場には2回挑戦して届かず。今大会は巡ってきたチャンスだと思っていたが期待通りにはいかなかった泣。

 

国際大会代表選考会4日目回顧

男子100m自由形準決勝

48秒台を何人か出してほしかったところ。

ただ48秒台の持ちタイムを持ってる選手も多いので決勝で一気に上がることを期待。

男子200mバタフライ準決勝

こちらは本田と寺田が55秒台。

決勝では本田が前半引っ張っていって、寺田と寺門等についていってほしい。

瀬戸は400m個人メドレーでも感じたがスピードが出ていない。彼にとって決勝はかなりきつい戦いになると思われる。

女子100m自由形準決勝

こちらは上位4人が54秒台をマーク。

決勝ではさらにレベルを上げてくることに期待。

男子200m平泳ぎ準決勝

ここは渡辺一平が貫録を見せつけてトップ通過。

他の選手もタイムを上げてくることが予想されるので大混戦になりそう。

女子100m背泳ぎ決勝

こちらは高橋が前半から勇気をもって飛ばし28秒80と日本記録とあまり変わらないタイムで折り返す。そこから白井も追いかけて交わすが、そこまでタイムを上げれず派遣突破はできなかった。

高橋の覚悟をもって前半からいくレースっぷりは見ていて気持ちがいいもので、「どうにか最後まで持ってくれないか」と思いながら応援していた。

結果的に目標には届かなかったが、一緒に泳いだ高校生スイマーにも何か感じ取ってほしいと思った。

優勝した白井のコメントで「優勝が目標」とあったのが彼女の現在の状態なのだろう。

男子800m自由形決勝

こちらは長距離でのペース管理の難しさがわかるレースだった。

250mから50m毎のラップが30秒かかるようになってしまい、もどかしかった。

その中で400mから仕掛けた井本の判断は良かったが、早めに仕掛けたことが響いてラストを上げられなかった。

ベテラン竹田も見せ場はあまりなく、1500は誰かが派遣突破する可能性は大分低いと感じた。

 

国際大会代表選考会3日目回顧

女子100m背泳ぎ準決勝

1組目は、小西と高橋の中京OBが中心。

小西がスタートから飛び出すと29秒13で折り返す。

ここで59秒台を出して弾みをつけるかと思われたが後半失速して1分0秒49でゴール。

後半は余力を残して流したのか、または一杯だったのかはわからない。

2着に高橋

2組目は白井が1着。

準決勝のタイムを見ると派遣標準は厳しそうではあるが1人でも多く59秒台を出してもらいたい。

女子400m個人メドレー決勝

大橋がスタートで抜け出したが、谷川、成田が泳ぎで追いついてくる。

250mまで三人が並んでいたがここから大橋が遅れる。

自由形に入っても谷川と成田は一度は成田が離すも再び並び、成田が0.2秒の接戦を制し、高校新の4分35秒40でゴール。成田と谷川が代表入りした。

3位の小堀はラスト100で猛烈な追い上げをするも届かなかったがいいレースだった。

スタートから3人が競り合うきつい展開だったと思う。その中でも代表を勝ち取った2人にはオリンピックでもいい結果を期待したい。

男子200m自由形決勝

あまり調子が良くなさそうと見ていた松元だったが蓋を開けてみれば強かった。

前半を50秒75で折り返し1分45秒29でゴール。

ただラスト50で27秒3かかっているので本調子ではなさそう。

2位の柳本も松元についていき自己ベストでゴール。

3位村佐は前半最後方で折り返すと後半に驚異的な強さを見せ、ラスト50で4人抜いた。

前半のスピードがつけばとんでもない選手になりそうだ。

4位の眞野は150までは良かったがそこから大きく失速してギリギリリレー候補に滑り込んだ。アジア大会では強豪相手にいいパフォーマンスをしただけにどうしたのだろうか?

男子100m背泳ぎ決勝

本日一番落胆したレース。

入江と松山で前半引っ張て2人とも派遣突破できそうだと思ったが、入江は後半失速して松山が勝つも派遣突破ならず。

いままで決勝でタイムを落としているところあまり見たことがなかったのでさすがに衰えを感じた。200も残っているので是非代表に滑り込んでほしい。

女子100m平泳ぎ決勝

テンポの速い鈴木と伸びのある青木の一騎打ちだった。

スタートとターンのひとかきひとけりで青木がリードするもすぐに鈴木が追いつき、最後までお互いに1歩も譲らない大接戦だったが鈴木が自身初の5秒台の自己ベストで優勝を飾った。

非常に勇気づけられるレースだった。

女子200m自由形決勝

ラストは大接戦になり見ごたえのあるレースだったが、タイムはそこまで上がらなかった。池江が抜けて以来中々レベルが上がらないこの種目を4人で引っ張っていってほしい。

国際大会代表選考会2日目回顧

男子200m自由形準決勝

NHK放送しろ怒。

映像で見れなかったのでサッと流します泣。

結果を見た感想としてはあまり速くないなという感じ。

全体的に明日の決勝を見据えて温存している感じがする。

女子100m平泳ぎ準決勝

1組目

青木が浮き上がりの1かき1けりで体一つのリードを作った。

しかし無理して飛ばしている感じはなく、終始非常に伸びのあるいい泳ぎだった。

タイムも1分5秒76という好タイム。余裕もある感じだったので明日は更に記録を上げそう。

2組目

こちらはベテラン鈴木がレースを引っ張る。

青木とは対照的にかなりテンポの速い泳ぎになっていた。こちらもまだまだ余裕がありそう。

決勝に向けて

青木は確実で日本新が出るかもしれない。鈴木も青木に続いて5秒台でフィニッシュしてほしい。

男子100m背泳ぎ準決勝

1組目

松山が浮きあがりから積極的なレースを見せるも54秒台。

決勝でどこまで上げることができるか。

2組目

入江が前半から日本記録に近い積極的なレースをし、53秒89でフィニッシュ。

決勝でどこまで上げられるか。

53秒台を持つ川本、柳川も決勝に進出。しかし川本は1バタが本命と思われるので決勝に出てくるかはわからない。

柳川は調整に失敗しているのか?

決勝に向けて

準決勝の感じ、入江が1歩リードするも派遣標準が切れるところまでいけるか?

松山と競ってレースを牽引してもらいたい。

女子200m自由形準決勝

全体的に見てレベルが低いと感じた準決勝だった。

決勝に向けて

今回各選手が余力があるのかはわからないが、全体的にレベルを上げてほしい。

男子400m個人メドレー決勝

瀬戸が確実で二番手はだれになるかと思われたレース。

しかし瀬戸は得意のバタフライで田淵に先行されリズムに乗れず、最後の自由形でも上げられずに派遣突破ならず。スピードが出ていない感が否めない。

勝った松下は落ち着いていき、ラストの自由形を56秒71という驚異的なスパートをかけて代表を勝ち取った。12年前の萩野のように若い力でいけるところまでいってほしい。

女子100mバタフライ決勝

かなり混戦になると予想したレース。

前半多くの選手が飛ばす中、平井が後半追い上げてゴール。タイムも56秒91で好タイム。2位の池江は0.01秒差で代表をつかみ取る。

ここ数年で一気にレベルが上がったこの種目だが最後まで誰が代表入りしてもおかしくないレースだった。

男子100m平泳ぎ決勝

惜しくも代表が出なかったレース。

トップ通過の深沢が前半トップで折り返すもどこか固い泳ぎ。

後半は谷口が盛り返すも派遣標準には及ばなかった。

ただ今回59秒出した選手は自己ベストからあまり変わらないタイムだったので出し切ったという感じだった。

渡辺一平、深沢、花車は200もあるのでそちらで代表権を取ってほしい。

 

国際大会代表選考会2024 1日目回顧

 

女子100mバタフライ準決勝

1組目

前半強い廣下がいくかと思われたが、池江がトップで折り返し。

後半で後ろを突き放し、57秒03でゴール。56秒に入っていくかと思わせるレースぶりだったので明日に期待。

2位の廣下も後半耐えきり、57秒73の好タイムを出した。

3位の飯塚はそこまでコンディションが良くないのかパっとしないが57秒の自己ベストを持つだけに不気味な存在。

実力者の三井、長谷川涼香は決勝に残れず。三井は200で巻き返せると思うが、長谷川はもうピークアウトしてしまったのか?

2組目

こちらは出場選手で2番目に速い自己ベストを持つ平井が中心。

平井が前半からリードを奪うと57秒13でゴール。

2位に後半強い松本が学生新の57秒46でゴール。こちらも好調だ。

3位の相馬は前半平井にリードされるも57秒65で粘る。

決勝へ向けて

決勝は池江と平井が1歩リードする形だが、準決勝進出の3~6位まで巻き返しがあってもおかしくない非常に見ごたえのあるレースになりそうだ。

 

男子100m平泳ぎ準決勝

1組目

今年に入って絶好調の深沢が自己ベストの59秒41の好タイムを叩き出した。

それについていった花車も好タイム。

今年59秒台を出しているベテラン渡辺隼斗と決勝進出。

2組目

こちらは谷口が前半リードするかと思われたが、松村がトップで折り返す。

その後谷口が後半で巻き返しトップでゴール。渡辺一平も続く形でゴール。

また東京五輪代表の武良も通過。前半が遅かったが、決勝はまだ余力があるのだろうか?

決勝へ向けて

深沢と谷口がレースの中心。

そこに花車、ベテランの渡辺一平、武良、渡辺隼斗がどこまで食らいつけるかが見どころ。

またこの種目を引っ張ってきた山中、日本、松村、高田が決勝に進めず、世代交代を感じた。

女子400m自由形決勝

本日一番盛り上がったであろうレース。

難波と小堀が350mまでいいペースで泳いだが、ラストの50mで上げられずに派遣標準に及ばなかった。

テレビで50m毎のタイムを見る度に「いいぞ」と熱が入り、350までは代表二人は確実だろうと思っていた。

この種目では派遣標準に届かなかったが、2人ともまだ種目が残っているので頑張ってほしい。

 

男子400m自由形決勝

正直ここまで優勝タイムが遅いとは思っていなかった。

優勝した井本や2位の尾崎も自己ベストに及ばす、そこまで調子は良くなさそう。

序盤にレースを引っ張った黒川も自己ベストから3秒以上遅いタイムだった。3年前は好タイムを出してこの種目と800を引っ張っていく存在になると思ったがそこから自己ベストに近づくことができていなく、見ている側としても歯がゆい。

また47秒台のベストを持つ中島や吉田啓祐も予選落ち、持ちタイムが1番速い江原も棄権。ベテランは総じて不振に終わった。

対極的に高校生組が好タイムを出してきた。彼らがこの種目のレベルを上げてくれることを願っている。