女子200m個人メドレー 決勝
今大会初の世界選手権内定選手が出ました。
好調の大本里佳(イトマン)を日本記録保持者の大橋悠衣(イトマン東進)がどう迎え撃つかに注目が集まりました。
スタートしてまず最初に飛び出したのは、大本です。それに続く形で大橋もついていきます。最初の50mは日本記録を上回るペースでした。しかし背泳ぎに入ったところ、大橋が一気に抜き返しました。100mのターンも日本記録ペースです。
平泳ぎに入ってから、この種目が得意な今井月(コカ・コーラ)、寺村美穂(セントラルスポーツ)が上がってきましたが、二人との差はなかなか縮まりません。最後のターンは、体1つ以上大橋がリードしていましたが、それを猛然と追う大本、さらに今井もそれに続きます。最後まで勝負がわかりませんでした。
結果的には大橋が逃げ切り、2着に大本、3着に今井が入りました。そして、大橋、大本が派遣標準を突破し、代表内定しました。
バタフライの時点で大本が勝ったかと思いましたが、背泳ぎで大橋が追い抜き、ラストの自由形で大本が猛追し、勝負が最後までわからなくて、非常に見ごたえがありました。
男子100m平泳ぎ 決勝
この種目は正直肩透かしをくらったような気分でした。
日本記録保持者の小関也朱篤(ミキハウス)が最初、飛び出すもどこかスピードに乗り切れずにフィニッシュ。派遣標準を切れないという結果に終わりました。
それとは対照的に渡辺一平(TOYOTA)が自己ベストを再度更新しました。200mに向けていい弾みになったのではないでしょうか。
女子100mバタフライ 決勝
この種目はまさかの選手が優勝しました。
出場選手の中で一番速い自己ベストを持っている相馬あい(中京大学)が前半をトップで折り返すかと思いましたが、スタート時では横一線。50mの前半の入りは、本来後半に強い長谷川涼香(東京ドーム)がトップに躍り出ました。
後半に入り、予選トップ通過の牧野紘子(東京ドーム)が上がってきて、牧野、長谷川、相馬の3つ巴になり、最後接戦を制したのは、牧野でした。
相馬か長谷川が勝つだろうと思っていた私は正直面喰いました笑