タイトルにもある通り、今回は突然前の車が燃え出すル・マン24を紹介していきます。
概要
ル・マン24は現実のル・マン24時間耐久レースを基にしたゲームです。24時間というと途方もない時間ですがゲームではそこまでは再現していないのでご安心ください。
ゲームシステム
このゲームは持ち時間制となっています。このゲームでは相手を抜くと持ち時間が増加し、逆に抜かれると持ち時間が減少するレースゲームとしては珍しい仕様となっています。車の上に順位がついているライバルカーは9秒、順位が表示されていないアザーカーは4秒増減します。
尚このゲームは現実の20秒がゲームでの一時間となり(初期設定)、つまり8分間耐えればクリアすることができます。当時のアーケードゲームとしてはかなり長いプレイ時間になりますね。(ちなみに私はゲーム時間の13時間しか耐えることができませんでした。)
また、タイトルにも挙げた通りに、突然前の車から火がでることがあります。意味が分からないですが突然炎上します(まるでtwitterのようですね)。その車と接触すると大幅に減速するので気を付けましょう。
タイヤのグリップ
このゲームでは、コーナーでハンドルを切るとタイヤから青い炎が出てタイヤが削れ、グリップが消耗していきます。
グリップが消耗してくるとコーナーでタイヤが滑り曲がりづらくなります。ピットインするとグリップが戻るらしいのですが私はしたことがありません(だから中盤以降あんなに走りづらかったのか)
ゲーム内時間
ゲーム内ではタイトル通り24時間常にレースが行われており、プレイヤーはそのレースに途中参加していくということになります。したがってプレイ開始時にゲーム内の時間が昼だったり、夜だったりするのです。
いいところ
緊張感のあるレース
このゲーム、現実のモータースポーツを基にしているだけあってやはり臨場感があります。他のレースゲームならばCPUを一度抜いてしまえば、だいたいそこで終わりですが、本作のCPUは非常にしつこいです。一度抜こうがまた抜き返そうとします。そしてプレイヤーも持ち時間を減らされたくはないのでそれを阻止しようとします。抜きつ抜かれつのデットヒートが生まれます。そういったことから緊張感あるレースが楽しめます。
きついところ
全体的に軽い挙動
このゲームは全体的に挙動が軽いです。コーナー進入時にハンドルを思い切り切るとハンドルが効きすぎて壁にぶつかっていまうことがありました。またドリフトもできるのですが、ドリフトをしてしまうと滑りすぎてコントロールが効かなくなってしまうので、私はグリップ走行でコーナリングするのをお勧めします。
とにかくめんどくさい加速
そしてこのゲームの加速は非常にめんどくさいです。まず最初にマニュアルでやってみたのですが、ほんの少しでもギアが合わないとまったく加速をしません。それなので頻繁にシフトチェンジをしなければならず、なかなか集中できませんでした。それならばとオートマでやってみたのですがそれでもなかなか加速しないので何度もアクセルを踏むはめになりました。それでもクリアすることはかないませんでした。
(追記)
二度目のトライで300円(つまり二回コンテニューしました)を突っ込んでクリアしました。
エンディングを見たときは達成感が半端なかったです。
後、このゲームはどんなに上手い人がやってもほとんどの確率で一回はコンテニューするほど難易度が高いです。
移植
2019年3月現在このゲームは移植されていません。
設置店舗
こんな方におすすめ
- 緊張感のあるレースがしたい方
- 普通のレースゲームに飽きてしまった方
- 突然前の車が燃え始めても、笑っていられる方
- レースゲームに自信のある方
- 炎上をみているのが楽しい方
余談
余談ですが、PS2とドリームキャストで出ている同名のゲームは本作と関係ないのでご注意ください。
参考サイト
第6話 「ルマン24」 - むかしのゲームの話をしよう(雲江斬太) - カクヨム